本文原稿(画像)
漫画やイラスト・写真など、文字以外の要素が多い原稿を
画像系原稿として原稿作成時の注意点をご紹介します。
※必ず、全ての説明を読んでからご利用ください。
各サイズは以下のようになっています。
※断ち切りについては「断ち切りって何?」をご覧ください。
- CLIP STUDIO等画像で書き出せるソフトで原稿作成された場合は、PDF形式ではなく出来る限りPSD形式で書き出してください。
その際、必要なレイヤーは全て統合し、不要なレイヤーは削除してください。
特に調整レイヤー(乗算・覆い焼き・オーバーレイなど)が残っていると
意図しない見た目となる可能性がございます。
※必ず、全ての説明を読んでからご利用ください。
各サイズは以下のようになっています。
※断ち切りについては「断ち切りって何?」をご覧ください。
仕上がりサイズ | 断ち有サイズ | 600dpiのときのピクセル数 | |
---|---|---|---|
B5 | 182×257 | 188×263 | 4441×6213 pix |
A5 | 148×210 | 154×216 | 3638×5102 pix |
A4 | 210×297 | 216×303 | 5102×7157 pix |
B6 | 128×182 | 134×188 | 3165×4441 pix |
文庫(A6) | 105×148 | 111×154 | 2622×3638 pix |
新書 | 107×175 | 113×181 | 2669×4276 pix |
本のノド側について
本の「とじられる側」を印刷用語でノド側と言います。
ノド側は、平とじの場合、自分が想像していたよりも字が入り込んでしまい読みにくくなってしまうことがあります(市販の本でも、たまにあります)。
中とじの場合は完全に開きますので、その心配はありません。
ノド側は「とじ方向」によって左右の位置が変わります。色の着いている方がノド側です。
自分が作る本のノド側が分かったら、次はノド側を意識しながら文字を配置してみましょう。
ノド側に文字等を配置する場合、
断ち切り含めたサイズから10mm内側(仕上がり位置から7mm内側)だと安心です。
ページ数が100ページを超える場合は15mm~20mmくらいが安心です。
逆に、仕上がりから3mm以下の位置は確実に見えなくなってしまいます。
ノド側は、平とじの場合、自分が想像していたよりも字が入り込んでしまい読みにくくなってしまうことがあります(市販の本でも、たまにあります)。
中とじの場合は完全に開きますので、その心配はありません。
ノド側は「とじ方向」によって左右の位置が変わります。色の着いている方がノド側です。
自分が作る本のノド側が分かったら、次はノド側を意識しながら文字を配置してみましょう。
ノド側に文字等を配置する場合、
断ち切り含めたサイズから10mm内側(仕上がり位置から7mm内側)だと安心です。
ページ数が100ページを超える場合は15mm~20mmくらいが安心です。
逆に、仕上がりから3mm以下の位置は確実に見えなくなってしまいます。
見開きを繋げるコツ
平とじの本はノド側が少し隠れてしまうので、左右の見開きページで1枚の繋がっている絵を
載せる場合に上手く繋がっているように見せるにはコツが必要です。
上の図を左右見開きにする場合を例に説明します。
ここで用意する画像のサイズは、B5なら364×263mm、A5なら296×216mmです。
天地はそのまま断ち切り分を加えたサイズですが、左右は断ち切り分を加えていない短いサイズにします。
B5サイズの本だとして説明していきますが、この画像を中心で分割するとそれぞれが182mmになります。
そのままだと左右の断ち切り分が無いので、6mm足します。
その時、左右3mmずつ足すのではなくてノド側だけに6mm足すようにします。
ピンクの線が仕上がり位置です。
仕上がりから3mm白くなってしまいますが、ノド側なので隠れて見えなくなります。
中心部分に結構スキ間を作りましたが、これくらい空けると本にした際にちょうど良くなります。
通常のページを作る場合より小口側に寄せる形になるので、小口側の文字や枠が切れやすくなります。
また、本全体で共通の枠やノンブルある場合も、位置がズレないように注意が必要です。
ページ数が多い本ですとより開きにくいので、更に小口側に寄せた方が綺麗になります。
小口側に寄せるのが6mm以上になってしまった場合はノド側の白が見えてしまうので、 それぞれ反対側の絵を入れておいた方がいいでしょう。
上の図を左右見開きにする場合を例に説明します。
ここで用意する画像のサイズは、B5なら364×263mm、A5なら296×216mmです。
天地はそのまま断ち切り分を加えたサイズですが、左右は断ち切り分を加えていない短いサイズにします。
B5サイズの本だとして説明していきますが、この画像を中心で分割するとそれぞれが182mmになります。
そのままだと左右の断ち切り分が無いので、6mm足します。
その時、左右3mmずつ足すのではなくてノド側だけに6mm足すようにします。
ピンクの線が仕上がり位置です。
仕上がりから3mm白くなってしまいますが、ノド側なので隠れて見えなくなります。
中心部分に結構スキ間を作りましたが、これくらい空けると本にした際にちょうど良くなります。
通常のページを作る場合より小口側に寄せる形になるので、小口側の文字や枠が切れやすくなります。
また、本全体で共通の枠やノンブルある場合も、位置がズレないように注意が必要です。
ページ数が多い本ですとより開きにくいので、更に小口側に寄せた方が綺麗になります。
小口側に寄せるのが6mm以上になってしまった場合はノド側の白が見えてしまうので、 それぞれ反対側の絵を入れておいた方がいいでしょう。
表裏を合わせてみよう
CLIP STUDIOのような漫画専用のソフトであれば、基本枠が非常に分かりやすくなっていますので
基本枠に合わせて作成していけば表裏は自動的に合います。
Photoshopなどの画像系のソフトでは意識しないと表裏が合いにくいかもしれませんが、表裏がピッタリ合っていると裏が透けた際にも綺麗なのでオススメです!
画像系ソフトでの合わせ方は、二つのことを意識すればOKです。
小口側の仕上がりからの距離を合わせることと、基本枠のサイズを合わせることです。
(小口側が合っていれば、ノド側の枠線はズレていても目立ちません)
上下にもガイド線を引いてテンプレートとして保存しておくと良いでしょう。
四コマ漫画の場合は特にズレが目立ってしまうので、合わせておくと見た目が綺麗です!
Photoshopなどの画像系のソフトでは意識しないと表裏が合いにくいかもしれませんが、表裏がピッタリ合っていると裏が透けた際にも綺麗なのでオススメです!
本文用紙はどうしてもある程度は裏のページが透けてしまうので、表裏が合わないとこのように見えてしまいます。(極端な例)
画像系ソフトでの合わせ方は、二つのことを意識すればOKです。
小口側の仕上がりからの距離を合わせることと、基本枠のサイズを合わせることです。
(小口側が合っていれば、ノド側の枠線はズレていても目立ちません)
上下にもガイド線を引いてテンプレートとして保存しておくと良いでしょう。
四コマ漫画の場合は特にズレが目立ってしまうので、合わせておくと見た目が綺麗です!
切りたい文字・切りたくない文字
「断ち切りって何?」のページと関係がありますが、セリフがギリギリに配置されていると切れてしまう場合があります。
切れてほしくないセリフは、なんとか仕上がり位置から3mm以上離すようにしましょう。
逆に文字をわざと切りたい場合は、ハッキリ切れるように断ち切り外まで文字が続いているようにしておくと良いと思います。
切れてほしくないセリフは、なんとか仕上がり位置から3mm以上離すようにしましょう。
逆に文字をわざと切りたい場合は、ハッキリ切れるように断ち切り外まで文字が続いているようにしておくと良いと思います。